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府下一を誇る梅林 |
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現在では、50軒あまりの農家が、20fほどの面積に約1万本の梅を栽培しています。そのほとんどを占める白梅が満開となる時期には、さながら大きな「純白の羽二重」を広げたような美しさを見せ、あたり一帯が甘酸っぱい梅の香りに包まれます。 |
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青谷梅林では、「春は城陽から」をキャッチフレーズとする「梅まつり」が、青谷梅林振興協議会の主催で、昭和59年から毎年、2月から3月にかけて行われるようになりました。今では、京阪神の各地から毎年2万人もの観梅客が訪れ、春の風物詩として親しまれています。青谷梅林はまた、観光だけではなくその果実からいろんな製品を作るために栽培されている「生産梅林」でもあります。
大別して大梅と小梅に分けられ、大梅は城陽特産の梅酒や和菓子の原料に、小梅は歯ごたえのある味が好まれ梅干し用になります。あわせて約160dを生産し、その8割は京都、名古屋方面へ出荷されていて、栽培面積、生産量とも府下一を誇っています。
梅干用の梅は、収穫後に塩漬けされ、8月上旬のもっとも暑い時期に「三日三晩」日に干されます。この「天日干し」も城陽の夏の風物詩です。
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